用語解説:ヘリカルギヤ(はすば歯車)

2024年10月01日

ヘリカルギヤ(はすば歯車)とは

歯筋が軸に対してねじれたつるまき線である円筒形のギヤ。回転軸を垂直にした時に歯筋が右上がりのものを右ねじれ、左上がりのものを左ねじれという。
噛み合う相手は、左右反対で同じ角度のギヤとなる。また、ウォームと噛み合うウォームホィールとしても使用可能で、平行な2軸の動力伝達に使われる。

ヘリカルギヤ(はすば歯車)

ヘリカルギヤ(はすば歯車)の名前の由来

ヘリカル(helical)とは螺旋という意味で歯筋のねじれた形状を表している。日本語でははす歯歯車とも呼ばれる。

ヘリカルギヤ(はすば歯車)のメリット

  • ギヤ同士が接触する時間が長いので負荷変動が少なく噛み合い音が小さい。そのため、高回転域での使用にも耐えうる。
  • ギヤ同士が接触する面積が大きいので接触面の摩耗が少ない。強度が高い。

ヘリカルギヤ(はすば歯車)のデメリット

  • 噛み合わせ精度が悪いと噛み合い角にズレが生じ、逆に騒音や異常摩耗の原因となる。
  • 回転軸に直角な荷重(ラジアル荷重)に加え、回転軸に平行な荷重(スラスト荷重)が発生するので、軸に大きな負荷がかかり、軸受構成に考慮が必要である。

当社のヘリカルギヤ(はすば歯車)

ねじれ角45度まで対応可能です。
ホブ盤による大量生産にも対応しています。
当社が所持するホブカッターの中で適応する物があれば、試作のイニシャルコストも発生しません。

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